これらと X1 と X2 の直積
f1,1(1)=x1,1, f1,1(2)=x2,1, f1,2(1)=x1,1, f1,2(2)=x2,2, f2,1(1)=x1,2, f2,1(2)=x2,1, f2,2(1)=x1,2, f2,2(2)=x2,2, f3,1(1)=x1,3, f3,1(2)=x2,1, f3,2(1)=x1,3, f3,2(2)=x2,2.
の間に 自然な 1 対 1 対応 が あるのは解かるだろうか?
X1×X2 = { (x1,1, x2,1), (x1,1, x2,2), (x1,2, x2,1), (x1,2, x2,2), (x1,3, x2,1), (x1,3, x2,2) }
である.
f1,1 ↔ (x1,1, x2,1) f1,2 ↔ (x1,1, x2,2) f2,1 ↔ (x1,2, x2,1) f2,2 ↔ (x1,2, x2,2) f3,1 ↔ (x1,3, x2,1) f3,2 ↔ (x1,3, x2,2)
P = { f | f :Λ → ∪i=1nXi , ∀i∊Λ ; f(i)∊Xi }である. 例 1 と同様に P と 直積 ∏1=1n Xi の間に 自然な 1 対 1 対応 がある. つまり,
f∊P に対して, ( f(1), f(2), . . . , f(n) ) ∊ ∏1=1n Xi が対応し,するのである.
( x1, x2 . . . , xn ) ∊ ∏1=1n Xi に対して, f(i)=xi (i=1, 2, . . . , n) なる f∊P が対応
∏λ∊ΛXλ = { x | x :Λ → ∪λ∊ΛXλ, ∀λ∊Λ; x(λ)∊Xλ }で定義される (都合上, 写像の記号に f でなく x を用いる). x∊∏λ∊ΛXλ のとき, x(λ) を xλ と書き, x の λ 成分 (component) または λ 座標 (coordinate) という. また, x∊∏λ∊ΛXλ を {xλ}λ∊Λ や {xλ}, (xλ)λ∊Λ , (xλ) などとも書く.
∏λ∊ΛXλ = XΛ .右辺は, Λ から X への写像全体からなる集合 XΛ= {x | x :Λ→X} である.
prμ( (xλ)λ∊Λ) = xμで定まる 写像 prμ:∏λ∊ΛXλ → Xμ を 第 μ 座標への 射影 (projection) という.