P と Q を 集合 X の分割とするとき,
P ⊑ Q ⇔ ∀P∊P ∃Q∊Q s.t. P⊆Qと定める.
である.
{ {a}, {b}, {c}, {d} } ⊑ { {a}, {b}, {c,d} } ⊑ { {a,b}, {c,d} } ⊑ { {a,b,c,d} }
ℙX を 集合 X の分割全体の族,すなわち
ℙX = {P ∊2(2X) | P は X の分割 }とする (ただし, 空集合∅は分割の構成要素にはならないとする. つまり, P が X の分割ならば ∅∉P ).
定義から明らかに, { X } が最も粗い分割であり, { {x} | x∊X } が最も細かい分割である. つまり, 任意の P ∊ℙX について,
{ {x} | x∊X } ⊑ P ⊑ { X }となっている.
次の命題が成り立つ.
上の例からも想像できるように, P ⊑ Q ならば 任意の Q∊Q は P の いくつかの構成要素の合併になっているし, また, その逆も成り立つ. すなわち, 次の命題が成り立つ.