P ∊ℙX
とする.
任意の
P∊P に対して
P⊆P
だから,
⊑ の定義より
P ⊑ P である.
(反対称律)
P,
Q ∊ℙX,
P ⊑ Q,
Q ⊑ P とする.
まず
P ⊆Q
を示す.
任意に
P∊P を固定する.
仮定より
P≠∅
である.
P ⊑ Q
より,
P⊆Q
となる
Q∊Q
が存在する.
すると
Q ⊑ P より,
Q⊆P′
となる
P′∊P が存在する.
いま,
P≠∅
であって
P⊆Q⊆P′
だから,
P∩P′=P≠∅
である.
このことと
P が分割であることより,
P=P′
となる.
そして,
このことと
P⊆Q⊆P′
より
P=Q
となり,
Q∊Q
だったから
P∊Q
である.
以上で
P ⊆Q
が言えた.
同様の議論により
Q ⊆P も言えるので,
P =Q
である.
(推移律)
P,
Q,
R ∊ℙX,
P ⊑ Q,
Q ⊑ R
とする.
任意に
P∊P を固定する.
P ⊑ Q
より,
P⊆Q
となる
Q∊Q
が存在する.
すると
Q ⊑ R
より,
Q⊆R
となる
R∊R
が存在する.
P⊆Q
かつ
Q⊆R
だから,
P⊆R
である.
よって,
⊑ の定義より
P ⊑ R
である.